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moomoo(ムームー)は怪しい証券会社のアプリ?

ブルマーケット。強気市場。右肩上がり。

2023年に日本での営業を開始して以来、その広告を目にする機会が増えたmoomoo (ムームー)証券。「moomoo(ムームー)」は、口座を開設しなくても無料でダウンロードして使えるmoomoo (ムームー)証券の投資アプリです。しかし、聞きなれない会社名に、怪しい証券会社のアプリなのではないかという噂や懸念を抱く人々もいるようです。
「百聞は一見に如かず」——ということで、噂や評判の真相に迫るべく、実際にアプリをダウンロードして使ってみました。投資家歴20年の筆者の率直な感想も含めてご紹介します。

「怪しい外資系証券会社」の真偽

「moomoo証券 結果主義。」引用元:moomoo証券

米国Nasdaq上場企業のグループ会社

moomoo証券株式会社は、2007年創業のフィンテック企業のFutu Holdings Limited(以下、Futu)のグループ会社として設立されました。では、Futuとは、どのような企業なのでしょうか。

Futuは香港に拠点を置く企業で、以前は中国でもサービスを提供していましたが、現在は提供していません。日本の他にも、アメリカ、シンガポール、オーストラリア、カナダにグループ会社を設立しており、2019 年 3 月 8 日に米国市場のNasdaqに上場(Nasdaq: FUTU)しました。自社デジタルプラットフォーム(「Futubull」「moomoo」)を通じて、証券・デリバティブ取引の仲介、証拠金融資、資金分配サービスなどのオンライン金融サービスを国際的に提供しています。「Futubull」と「moomoo」は、金融商品の取引だけでなく、市場データ、金融ニュース、ソーシャル機能、投資家教育を提供する、ワンストップ型のデジタルプラットフォームです。「moomoo」は「Futubull」の国際版で、香港以外に在住の投資家向きにデザインされています。その他には、以下のようなサービスを提供しています。

  • ウェルスマネジメント
  • 信用融資および有価証券貸付サービス
  • 市場データと情報サービス
  • ユーザーコミュニティ
  • 企業、機関向けサービス

moomooアプリでFutuの情報(2024年4月21日時点のデータ)を調べてみました。

Futuの株主構成と経営者情報 出典:moomoo証券

「会社概要」の「基本情報」からは、2007年に設立された香港に拠点を置く会社で、2019年3月8日にアメリカのナスダック市場に上場(NASDAQ: FUTU)していることが確認できます。「概況」からは、「証券サービス」の業種のテクノロジー企業で、詳細のプロフィールを読むこともできます。CEOはLeaf Hua Li氏。経営陣の名前だけでなく性別と年齢まで表示され、プロフィールを英語と日本語で読むことができます。株主情報で「主要株主」をみると、「Hua Li(36.63%)」と「Tencent Holdings Limited(22.44%)」が大株主で、この2つの持ち分を合わせると59.07%であり、過半数を占めています。株主の「種類」をみると、「Hua Li(36.63%)」は「個人」で、「Tencent Holdings Limited(22.44%)」は「上場企業」です。そして、機関投資家の売買動向も見ることができます。

CEOのLeaf Hua Li氏(以下、Li氏)は、2000年にコンピューターサイエンスの学士を取得して大学を卒業し、IT企業のテンセントでキャリアをスタートしました。現在は大手企業ですが、当時はスタートアップ企業であったテンセントに、Li氏は18人目の社員として入社します。そして、数々の事業の立ち上げに携わった後の2007年に、同社を退職して起業する道を選択します。IT技術者のLi氏が、証券サービスの分野で起業した理由は、当時の個人投資家としての経験からフィンテックに活路を見出したからであるといいます。Futuの掲げるミッションは”Make investing easier and not alone”(投資をより簡単に。そして、独りではなく)です。このことからも、証券サービスにテクノロジーとコミュニティーを掛け合わせる発想が、Futuの企業理念の根底にあることがうかがえます。

moomoo証券とは?日本市場参入の経緯

社名moomoo証券株式会社
moomoo Securities Japan Co., Ltd.
設立大正9年4月
資本金(資本準備金含む)56億2千5百万円(令和4年9月時点)
本店住所東京都渋谷区渋谷1丁目2-5 MFPR渋谷ビル11階
代表者代表取締役社長 伊澤 フランシスコ
連絡先clientservice@jp.moomoo.com
金融商品取引業者関東財務局長(金商)第 3335 号 第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業
加入協会日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
取引所資格東京証券取引所 総合取引参加者
大阪取引所 先物取引等取引参加者
投資者保護日本投資者保護基金
引用元:moomoo証券「会社概要」

日本におけるmoomoo証券のオンラインビジネスの営業開始は、2023年9月です。大正9年(1920年)創業の「ひびき証券」が買収され、「moomoo証券」に社名変更する形で日本に上陸しました。moomoo証券の代表取締役社長の伊澤フランシスコ氏は、大手外資系証券会社でプロのトレーダーをしていた経歴もある人物で、2022年にサクソバンク証券株式会社の代表取締役社長を退任した後、同年10月にmoomoo証券の代表取締役社長に就任しています。

moomoo証券 代表取締役社長
伊澤 フランシスコ

慶応義塾大学法学部卒。ソシエテ・ジェネラル証券等の大手外資系証券会社のトレーディング部門にて、株式およびデリバティブ取引に従事。その後、SBI証券のマーケティング部長、サクソバンク証券社長歴任する。

引用元:「世界2000万人が認めた金融情報アプリ『moomoo』の真価 vol.1 プロ投資家が活用する情報を個人投資家にも届けたい」(日経ビジネス)

moomoo証券は、金融庁に金融商品取引業者登録されている日本の証券会社です。外資系金融機関を誤解している人も多いのですが、海外の企業のグループ会社であったとしても、日本国内での運営は日本の法律に基づいて行わなければいけません。

moomoo証券として営業を開始した当初は、米国株取引サービスのみの提供でしたが、2024年3月18日に日本株取引を開始しました。NISA口座の開設も可能です。

moomoo証券のキャンペーンと日本市場参入の背景

moomoo証券では、株がもらえるキャンペーンを行っています。口座開設をして所定の条件を満たすともれなくもらえるそうです。

しかし、「うまい話には裏がある」といいますが、目の前によいことばかりを並べたてられると、なにか「裏」があるのではないかと、かえって不信感を抱く人も少なくはないかもしれません。大量の広告やキャンペーンからは意気込みや勢いが感じられますが、90年代バブル時代の「いけいけどんどん」的な印象にも受けとれなくもありません。

筆者がまず気になったのは、Futuの業績でした。大量の広告やキャンペーンには多くの資金が必要です。Futuの業績を、moomooアプリで調べてみました。

Futu業績 出典:moomoo証券

2023年第4期の売上高は、428.61億円。売上構成は、「受取利息」(55.32%)、「委託手数料と取扱い」(39.41%)、「その他収益」(5.27%)。受取利息と手数料が9割以上を占める収入源となっています。営業収入は、それぞれ999.88億円と712.43億円で、2020年以降に急速に伸びています。損益計算書や貸借対照表の詳細をみても、純利益の伸びや利益剰余金の額など、業績の好調さや健全性がうかがえます。財務情報のなかでも売上構成とその動向までを、視覚的に瞬時に把握できるのは、moomooアプリならではの特徴のひとつです。

前述したように、Futuは中国本土在住の中国人にはサービスを提供していません。現在は、中国本土以外の海外へと経営の舵を切っています。では、なぜ、2022~2023年のタイミングで日本市場へ参入したのでしょうか。

国際的な視点から昨今の日本経済情勢を捉えてみると、外資系金融機関にとって魅力的な条件が揃っていることがみえてきます。岸田内閣は、金融サービスの推進を日本の経済成長のひとつの重要な鍵としています。個人の富が増えれば民間消費も増加して経済の好循環につながるとの考えから、2024年1月からの少額投資非課税制度の抜本的な拡充(通称、新NISA)など、家計における「貯蓄から投資へ」のシフトも推進しています。東京都は「アジアの金融ハブ」となることを目指して、2017年に「国際金融都市・東京」構想を策定し、海外金融系企業の誘致を掲げています。そして、日本株の好調さや、低金利、円安なども、海外からの視点でみると魅力的です。

要点をまとめると、以下のようになります。

  1. Futuの業績は好調。
  2. Futuは海外へと経営の舵を切っている。
  3. 外資系金融機関にとって、日本市場参入に魅力的な条件が揃っている。

これらの事実を一般的な観点から総合的にとらえて推測すると、日本進出の理由やタイミングも納得できるのではないでしょうか。

moomooアプリの実力

世界で2,100万人が利用するmoomoo証券の投資アプリの受賞歴
出典:moomoo証券

投資アプリのムームーは米シリコンバレーで開発され、香港では現在、成人人口の40%以上、シンガポールでは30%近くの人がダウンロードしています。全世界でのダウンロード数は2100万を超えました。(富途の海外向けブランドである)ムームー証券は米国、シンガポール、オーストラリアに続いて日本、カナダで展開を始めたところです。日本では7000以上の米国株の銘柄を取り扱い、人気の300銘柄以上は24時間取引が可能で、いずれも業界最多の水準です

引用元:「『大正9年創業』のフィンテック企業?日本上陸の『ムームー証券』の正体とは 生成AI使い海外情報を翻訳、米国株投資の壁を取り除く」(47NEWS)

moomooアプリは、世界で2,100万人が利用する投資アプリで、数々の受賞歴があります。

しかし、一見よさそうにみえたけれど、実際に使ってみたらお粗末なサービスで期待外れだった——そんな経験をしたときに、「やっぱり、うまい話には裏があったのか」といった心理になる人も多いのではないでしょうか。moomooアプリの実力面について、ご紹介します。

20年分の財務データを無料で閲覧できる

口座開設をせずにmoomooアプリのみの利用であっても、20年分の財務データを無料で閲覧することができます。日本株だけでなく、米国株のデータも同様に提供している証券会社は、日本では珍しいのではないでしょうか。データの他に、グラフも豊富で、視覚的に判断するのに役立ちます。

moomoo証券のアプリは20年分の財務データが無料で閲覧できる
スワイプで20年分の財務データとグラフが表示される。
出典:moomoo証券

個別企業発表の決算やニュースにも、画面をスワイプするだけで簡単にアクセスできます。「お気に入り」に個別銘柄を登録しておけば、その銘柄に関連した最新ニュースをまとめてチェックすることも容易になりますから、個別銘柄の投資判断に必要な情報収集を効率的に行うことができます。

グラフやチャートが豊富な個別銘柄の分析情報
グラフやチャートが豊富な個別銘柄の分析情報 
出典:moomoo証券

国内外の情報に即アクセスできる

タイムリーに配信される国内外のヘッドラインニュースや速報、コラムのなかから、気になった記事をアプリでチェックできます。自動翻訳された海外の記事を、日本語で読むこともできます。

マーケット情報は、市場全体を視覚的に把握するのに便利です。金や原油、ビットコインなど、幅広い情報に、アクセスすることができます。

moomoo証券のアプリのマーケット情報は、市場全体を視覚的に把握するのに便利。
マーケット情報 出典:moomoo証券

プレミアム機能

アプリのみの利用でも十分に充実した機能を無料で利用できますが、口座を開設すると、プレミアム機能を利用でき、さらに充実した情報にアクセスすることができます。リアルタイム株価、アナリスト評価詳細、チャートパターン予測、米国株の企業関係者取引に関する取引動向の情報の他に、以下のようなコンテンツも無料で閲覧できます。

  • 四季報
  • ラジオNIKKEI番組『ザ・マネー』(「Today’s Market」「東京株式市場の大引け情報」)
  • 日経CNBCのマーケット情報「米国株フォーカス」と「Insight」の動画コンテンツ
  • 著名投資家による限定レポート
  • モーニングスターの企業分析データ/レポート

moomoo(ムームー)証券に口座開設するメリット

ひとつのプラットフォームで投資の情報収集からトレーディングまでワンストップでできる投資アプリは便利ですが、情報収集をして、いざトレーディングをするとなったときに、取引を行いたい商品の取扱いがなかったり、トレーディングツールの使い勝手が悪いなどというのでは、複数の証券会社の使い分けに手間が増えたりして、かえってストレスになります。moomoo証券は、米国株の取扱いが約7000銘柄と業界最多水準で、24時間取引が可能、米国株関連の情報が豊富です。取引手数料もとても安く、日本株取引手数料は無料で、米国株取引手数料も業界最安水準です。取引方法が豊富で、トレールストップ注文などの他の日本の証券会社ではできない方法で注文できるところは、投資経験のある中・上級者が価値を見出すポイントだと思います。

【moomoo証券に口座開設するメリット】
◆ 米国株が豊富

(約7,000銘柄, 24時間取引可能)
◆ 取引手数料が安い
◆ 注文方法が豊富
◆ NISA口座も開設可能
◆ 日本株の取引も可能
◆ プレミアム機能を利用できる

口座開設をしてもトレーディングを行わない限りは、一切費用は発生しません。もちろん、しつこい営業や勧誘を受けることもありません。アプリの使い勝手などを試しながら、口座開設する価値があるかどうかを吟味することができます。口座開設せずに投資の情報収集に利用するのもよいですし、自分には必要がないなと思うのであればアンインストールをするのみです。

moomoo(ムームー)アプリの感心ポイント

moomooアプリはとても多機能なため、この場ですべての機能をご紹介することは難しいです。アプリの機能について、さらに詳しく知りたい方は、moomoo証券の公式サイトをご覧ください。

ここからは、筆者がアプリを実際に使ってみて、感心したポイントを率直にご紹介します。

  1. 3つの壁をテクノロジーで薄く
  2. コミュニティ機能
  3. 面倒な手続き不要で即利用可能
  4. セキュリティー管理が徹底している

その①_3つの壁をテクノロジーで薄く

「3つの壁」とは、「言語の壁」と「国境の壁」、そして、「規模の壁」です。個人投資家が海外投資を行う上で、障壁となるものの代表格を、ここでは「3つの壁」と呼びます。

moomooアプリには、国内のニュースだけでなく、海外のものも配信されてきます。自動翻訳機能が搭載されており、海外のニュースの多くを日本語でもタイムリーに読むことができます。翻訳文の日本語の質については、ひと昔前の機械翻訳のような不自然さは大分薄れて、より自然な印象を受けました。原文と翻訳文を切り替えて、それぞれ読むことができる仕様になっていますから、気になったら原文をチェックすることができるのも、使いやすくてよいと感じるところです。

自動翻訳された海外の記事を読むこともできるmoomooアプリ
ニュースの自動翻訳 出典:moomoo証券

配信されるニュースには、市況関連の他に、決算などの個別企業が発表するものもあります。これまでは、機関投資家でなければなかなか得ることが難しい情報があって、この情報格差が個人にとって投資とは不利なものであると言われていた所以のひとつでした。とりわけ、米国株ともなると、個人投資家にとって、さらにハードルの高いものでした。moomooアプリでは、米国株の主要銘柄の株主総会のリアルタイム中継とアーカイブ動画の配信を字幕翻訳付きで行っていて、日本にいながら、米国企業の決算情報がだれでも得やすくなっています。米国企業の株主総会で主に機関投資家と行われる質疑応答は、参考になる情報元として注目している個人投資家も少なくはありません。上手く活用することで、個人投資家にとっての3つ目の壁の「規模の壁」までも、リアルタイムで最小限にできる投資環境が整いつつあります。

さらには、これだけ便利な機能を搭載していても、アプリの誤動作や動作が鈍いなどのストレスを感じた経験が筆者にはありません。テクノロジーを駆使することで「3つの壁」をここまで薄くできる時代が来ていることと、技術力の高さに、まずは驚かされました。

その②_コミュニティ機能

moomooアプリには、コミュニティ機能があります。この機能を利用するのに、口座開設は必要ありません。アプリをインストールすれば、だれでも「コラム」と「投稿」の2種類の投稿を行うことができます。moomoo証券の公式アカウントの発信する情報の他、他の個人投資家が発信する情報も得ることができます。「その①」の3つ目の壁の「規模の壁」ですでに述べたように、個人投資家が機関投資家よりも不利な理由のひとつに、情報格差の問題があります。個人投資家のなかには、一般的なニュースの隙間を埋めるようなニッチな情報を発信する人もいます。実際に使ってみると、ひとつのプラットフォームで多角的な情報が得られるということの価値を、見極めることができると思います。

その③_面倒な手続き不要で即利用可能

moomooアプリは、メールアドレス、もしくは、電話番号とパスワードを登録するだけで、すぐに無料で使い始めることができ、面倒な設定は時間のあるときにゆっくり行うことができます。登録作業がとても簡単なところに、好感がもてました。口座開設を要するプレミアム機能も利用するかどうかは、使ってみながら吟味することができます。

その④_セキュリティー管理が徹底している

moomooアプリは多機能で、個人投資家の情報収集に便利なようだ、新規登録も超簡単——となると、まずは試しに使ってみるのが一番です。しかし、スマートフォンにアプリをインストールしようとするその手を、ふと止めるものがあったとしたら、それはセキュリティーに関する懸念ではないでしょうか。この点について、moomoo証券の伊澤社長は、以下のように述べています。

無料で使えるアプリにはかえって不安を感じる方がいると聞きますが、ご安心ください。当社は安全な情報管理を徹底しています。

アプリのみのご利用の場合、本人確認書類等は不要ですが、認証のためのメールアドレス、または電話番号の登録が必要です。取得した個人情報は、日本国内のデータセンターにて完全に独立したサーバーに保管されます。海外本社からのアクセスは日本側の権限により制限します。また、個人情報と証券口座などの紐づけはIDで管理されますが、すべての個人情報は暗号化したうえで保管されています。暗号化技術は米国政府も採用している対称暗号化アルゴリズムを用い、仮にサーバーにアクセスできたとしても解読することは不可能です。これらはプライバシーポリシーにも明記している点です。日本国内の証券会社でも、ここまで徹底している企業はないでしょう。

引用元:「世界2000万人が認めた金融情報アプリ『moomoo』の真価 vol.1 プロ投資家が活用する情報を個人投資家にも届けたい」(日経ビジネス)

口座開設時に必要な個人情報だけでなく、アプリのみの利用で登録するメールアドレスや電話番号の管理までも、徹底した管理を行っていることを、社長自ら具体的に公言しているわけですから、アプリをちょっと試しに使ってみたいという人にも安心ですね。

moomoo(ムームー)は怪しい証券会社のアプリ?の結論

あくまでも中立的な立場で深掘りしてみましたが、moomoo証券が「怪しい外資系証券会社」である根拠は見当たりませんでした。

moomoo証券の投資アプリを実際に使ってみた個人的な感想としては、「こんな便利なアプリがあったのか!」です。個人投資家にとって、かゆい所に手が届くようなサービスが、ひとつのアプリ内に凝縮しています。言葉の壁と国境の壁、そして、機関投資家と個人投資家の壁の「3つの壁」をテクノロジーを使って薄くするアプローチが実現するのは、フィンテック企業の技術と日本で長年営業してきた証券会社のそれぞれの強みを生かした融合がなされてこそだと思います。

アプリの使い勝手については、グラフや表の表示のしかたなど、細かい箇所に改善の余地を感じるところはあります。しかし、ダウンロード無料のアプリで、これだけの情報にスマートフォンからアクセスできる便利さに比べると、その割合は極めて低いものに感じます。さらには、伊澤社長が以下のように述べているように、改良のスピード感も早いとなると現時点での完成度からいってもポテンシャルの高いアプリだと筆者は思います。

テクノロジーから入った企業ならではの開発力があり、証券会社とは企業文化が全く異なります。多くのエンジニアを抱え、システムを自社開発している点が大きな違いです。利用者からのフィードバックを生かし、改良や開発につなげるスピード感は次元が違うと言えます

引用元:「『大正9年創業』のフィンテック企業?日本上陸の『ムームー証券』の正体とは 生成AI使い海外情報を翻訳、米国株投資の壁を取り除く」(47NEWS)

通勤中や昼休みなどのスキマ時間を、投資の情報収集に有効活用できることで、生活や投資におけるさまざまな点に、よい変化が生まれる可能性は十分にありえます。「百聞は一見に如かず」——。試しにアプリを使ってみて、ご自身の投資スタイルとライフスタイルにおける活用度や使い勝手などから、その価値を判断してみてはいかがでしょうか。

引用(参考)文献

moomoo証券 >
公式サイト
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