みんかぶの株価予想を「本当に当たるのか?」もしくは「あてにならない!」と感じていませんか?
結論からいうと、みんかぶの予想が当たる確率は高くはありません。けれども、この機能の特徴をとらえて上手く活用することができれば、あなたの投資判断に欠かせない情報元となり得ることは間違いありません。
本記事では、機能の紹介と、目標株価があてにならない理由、活用するメリットと注意点について解説します。ぜひ、特徴を知って、この便利な機能を味方につけてしまいましょう。
みんかぶの4種類の予想

みんかぶでは、アナリスト予想、株価診断、個人予想、総合予測の4種類の予想が提供されています。
個別銘柄ページの「株価予想」の情報は、イベントチャート、株価診断、個人予想の3つの項目から構成されています。イベントチャートでは株価や出来高の推移、目標株価、予想株価、関連ニュースといった情報を同時に確認できます。みんかぶの株価診断では、独自分析に基づいて銘柄の理論株価を算出し、妥当と判断された株価を表示しています。銘柄ページの株価診断には、結果とその根拠となる要因説明が掲載されています。「割高」「割安」の判断に基づき、個人投資家は「賛成」「反対」の意見を投稿できます。個人予想では個人投資家の予想を確認でき「買い」「売り」の意見と予想株価が確認できます。こちらも「賛成」「反対」の意見を投稿できます。
アナリスト予想:
アナリスト予想は、証券アナリストなどの専門家が企業の業績や市場動向を分析し、将来の株価を予想したものです。予想株価の平均目標株価、アナリストの判断(強気の買い、買い、中立、売り、強気の売り)、予想人数、予想の変化履歴、予想の根拠となる業績予想が掲載されています。
株価診断:
みんかぶの株価診断では、独自分析に基づいて銘柄の理論株価を算出し、妥当と判断された株価を表示しています。銘柄ページの株価診断には、結果とその根拠となる要因説明が掲載されています。
個人予想:
みんかぶでは、会員登録することで、取扱上場銘柄の株価の値動きに対して「買い」または「売り」の予想を投稿・閲覧できます。投稿した予想の精度は自動的にポイント化され、ポイントが高いほど予想精度が高いことを示します。また、会員同士でコメントを投稿し、意見交換をすることもできます。ポイントは、予想した銘柄の株価変化率と経過時間に基づく割引率を掛け合わせて算出されます。さらに、会員の予想株価を集計した結果や直近1ヶ月の売買予想比率なども確認できます。ポイントは、予想した銘柄の株価変化率が大きいほど、また「強気」で投稿した場合には通常の倍のポイントを獲得できます。ポイントはマイページに表示され、予想を投稿し獲得したポイントの平均値と合計値を確認できます。
みんかぶの目標株価があてにならない理由
個人投資家と機関投資家では投資のしかたが違う
みんかぶの目標株価は、さまざまな異なる立場の投資家の予測に基づいています。一般的な傾向として、個人投資家は短期的な値上がりを期待して投資を行うことが多いですが、機関投資家は長期的な視点で投資を行うため、売買のタイミングに違いがあります。資金量の違いや、投資手法の違いによっても、それぞれ異なる視点における予想や判断を行っています。このように、さまざまな投資家の予想が混在しているため、みんかぶの目標株価は、必ずしも正確なものではない可能性があります。
それぞれの立場による思惑が予想に入る
みんかぶの予想には、さまざまな人が参加しています。投資経験やスタンス、手法、目的などの違いによって、目の前の市場を見る目も違っていて一律ではありません。これは人間が予想する場合は当然のことであって、みんかぶの予想に限った話ではありません。
ビジネスパーソンの間ではよく知られている「コップの水理論」を例にあげるとすると、半分だけ水が入ったコップを目の前にしたときに「まだ水が半分残っている」と考えるのか「もう半分しか水が残っていない」と考えるのかは、楽観的や悲観的といった性格的な要素以外に、そのときに置かれている状況も影響します。現物株を保有している投資家が「株価は上がり続けていて、まだまだ上がる」と予想している銘柄を「短期的なリバウンドが終わって、もう下がるだろう」と予想して信用売りを仕掛ける投資家もいるかもしれません。その予想の論理的根拠の有無は個人によるところですが、市場というものも、すべての市場参加者の心理を織り込んだ結果であるのです。
理論株価には正解がない
理論株価の算出方法は何種類もあり、実際の株価と照らし合わせる場合には、正解といえる方法がありません。過去のデータを用いた分析から未来を完全に予測することは難しいですし、実際の株価は、企業の業績や業界の動向などの要素に加えて、市場の需給やセンチメントなど、その他のさまざまな要因によっても影響を受けます。そのため、理論株価と実際の株価は必ずしも一致しません。また、みんかぶにおいては、独自の方法で算出したものを「理論株価」と表示しているとしています。
みんかぶの予想を活用するメリット3つ
- AI株価診断で個別銘柄分析にかける時間と労力を大幅に省くことができる
- 総合予測チャートで過去のニュースと値動きの側面から銘柄の特徴を知ることができる
- 売買予想ランキングで個人投資家の注目株をタイムリーに知ることができる
【AI株価診断で個別銘柄分析にかける時間と労力を大幅に省くことができる】
みんかぶの「株価診断」は、AIによって行われています。「結論に至った経緯と要因説明」を読むと、個別銘柄の財務諸表の数値分析だけでなく「過去比較」「相対比較」など過去の株価の値動きと照らし合わせたり業界比較をしたりもして、銘柄特有の傾向までをAIが分析していることがわかります。「PER/PBR比較チャート」では、市場や業界内の比較を視覚的直観的に把握することができます。これほどの分析を個人投資家が行うとなると、相当な知識と経験、時間と労力が必要です。結論に至るまでの計算過程の条件も表示されていますから、ある程度の経験と知識のある個人投資家であれば、詳細を読み解くことで、銘柄分析にかける労力と時間を大幅に省くことができます。
【総合予測チャートで過去のニュースと値動きの側面から銘柄の特徴を知ることができる】
みんかぶでは「株価診断」「個人予想」「アナリスト予想」をまとめた総合予想が提供されています。総合予測のページのチャートには、過去の株価チャートと企業業績の発表やニュースなどの材料を紐づけた情報がわかりやすくまとめられています。これにより、どのような値動きの傾向がある銘柄なのかを把握するのに役立ち、投資判断の参考にすることができます。

【売買予想ランキングで個人投資家の注目株をタイムリーに知ることができる】
みんかぶでは、会員が個別銘柄の売買予想を投票することができますが「売買予想ランキング」を参考にすることもできます。売買予想が急上昇している銘柄は、なにか株価に影響するようなニュースなどの材料が出た可能性もあります。みんかぶのサイト上で、ニュースをチェックすることもできますから、多くの投資家から注目されている理由を探ることで、その背景に触れるきっかけをタイムリーに得ることができます。個人投資家の注目銘柄という切り口から情報にアクセスすることができるのは、投資情報サイトとSNSの機能を兼ね備えた、みんかぶならではのメリットです。上手く活用することで、投資機会の損失削減に役立てることができます。

みんかぶは個人投資家からの注目度の側面から分析できるのが特徴のひとつ
みんかぶの予想を活用する際の注意点
みんかぶは、他の投資情報サイトとは異なる魅力的な機能を備えています。しかし、その機能を活用する場合には、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
まず、重要なのは、個人の意見や予想はあくまで参考として捉えることです。みんかぶでは、多くのユーザーが自身の予想や分析を共有していますが、それらはあくまでも個人の見解であり、投資の判断材料の一つとして活用することが重要です。盲目的に他人の意見に左右されることなく、自分の判断に基づいて投資を行うようにしましょう。
また、特定の銘柄や投資スタイルに偏った情報が集中している可能性に備えて、さまざまな情報源から情報を集め、多角的に分析することが重要です。他の投資情報サイトや書籍、経済ニュースなども参考にしながら、総合的な判断材料を収集しましょう。
そして、どんなときでもリスク管理は忘れないようにしましょう。「みんかぶ」は、投資初心者から経験豊富な投資家まで幅広いユーザーが利用しています。投資経験や知識レベルが異なるユーザーからの情報もあることを認識して、自分のリスク許容度に基づいた投資計画を立てて、実行することが重要です。
みんかぶは、投資家同士の交流や情報共有の場として非常に魅力的なツールです。しかし、その機能を上手く活用するには、上記のような注意点を意識し、慎重に情報を吟味し、冷静な判断に基づいて行動することが重要です。
みんかぶの予想はあてにならないが役に立つ【結論】
みんかぶの予想は、多様な情報に基づいていて、投資判断の参考にできます。「株価診断」はAIによる分析で、個別銘柄の財務諸表や過去の株価、業界比較なども行っていて、個人投資家の個別銘柄分析にかける時間と労力を大幅に削減できます。「総合予想」のチャートでは、過去の株価チャートとニュースを紐付けた情報から、銘柄の値動き傾向を視覚的に把握できます。「売買予想ランキング」では、会員の売買予想投票による注目銘柄をタイムリーに知ることができ、投資機会の損失削減に役立てることができます。ただし、あくまでも参考情報として捉え、その他の情報と総合的に判断することが重要です。
目標株価の値や売り買い予測判定のみに注目して「当たった」「外れた」という使い方をするのであれば、みんかぶの予想は、単なるあてにならない情報でしかありません。しかし、特徴をとらえて細部を読み解き、上手く活用することができれば、あなたの投資に役立つツールとなることは間違いありません。
個別株の分析や投資手法を研究して自分の方法を確立したいのであれば、みんかぶと同じ運営会社(株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド)が運営する投資情報サイト「株探(かぶたん)」もおすすめです。
株探プレミアムと会社四季報オンラインの違い——それは予想以上に奥深いものでした。20年近くもの間、四季報ユーザーであった筆者。テーマ株に関する記事の執筆中に、株探の人気テーマランキングが目に留まり「個人投資家目線の情報が充実してい[…]